土木工学科 紹介

安全で快適な生活を支える

社会基盤を創造する


土木工学は安全で快適な生活空間、そして自然に優しい環境を実現するための学問です。学びの分野は道路や橋をはじめ、災害を防ぐダムや堤防、さらには水辺の環境計画など多岐にわたり、私たちの生活に欠かせない社会基盤の整備に関わる専門知識や技術、実社会で必要なマネジメント力などを身に付けます。

「防災」と「環境」が大きな柱

土木工学科の学びの特徴は、大きく分けて自然災害からどう守るかを学ぶ「防災」と地球環境問題にどう取り組むかを学ぶ「環境」の2つに分けられます。

構造・設計と材料

地球に優しく、長く安心して使える構造物を設計するために、橋やダムがどんな力を受けているのか、建設材料にはどんなものがあるか、その性質など学びます。

地盤工学と施工

地盤と構造物の複雑な動きに対する解析を、理論だけではなく工事経験から生まれた応用技術から学び、土砂崩れや液状化にどう対応するのかを考えていきます。 

水工と環境

生態系との調和を考え、貴重な水環境を壊さない開発を実現するために必要な知識を深め、実験を通して津波などにどう対処していくか、その方法を学びます。 

計画と測量

地形や位置関係を数値で表現する測量学を学び、まちづくりや交通計画など土木事業の目的に合わせて、GPSを活用したデータ処理や設計技術も磨きます。 

身につく力

道路や橋、鉄道、ダム、水道、港湾、などの計画・設計から防災復旧といったインフラ整備の分野や、自然と共生できる都市づくりの分野において、世界で通用する土木技術が身に付きます。

 

●工学的な専門力

●コミュニケーション力

●マネジメント力 

カリキュラム

土木工学科のカリキュラムは無理なく基礎力を高め、実習や演習を通して専門性を身に付けることができる他、公務員の受験対策にも対応しています。
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Pick UP Class

[都市と防災] 防災まちづくり

災害に強い都市を学ぶ

都市の脆弱性を知り、防災・減災まちづくりを目指し、災害発生前(防災計画)、災害発生時(救助・災害情報の活用)、災害発生後(復興まちづくり)の対応を災害の事例等から学びます。

[都市と環境] 測量学1・2

地形を測り、表現する

測量学は、自然の地形や道路や橋などの人工構造物の位置関係を求め、これらを数値や図で表現する学問です。また、土木事業の目的に合わせてデータ処理や設計を行う技術でもあります。

[都市と防災] 橋梁工学

橋について詳しく学ぶ

橋梁工学は防災力を向上させ、安心安全で豊かな社会を構築するための学問で、橋の発展や歴史から橋の形式、さまざまな橋についての力学や詳細構造、設計法、施工法に至るまで学習します。 

[都市と防災] 都市防災工学

都市防災について学ぶ

わが国において多発しているさまざまな自然災害について、発生メカニズムや被害の実態を学ぶとともに、これらの自然災害について都市の防災力を向上させるためのスキルを修得します。

[都市と環境] 環境工学

自然との共生を学ぶ

生態系を支える豊かな自然と共生するため、水環境に対する工学的アプローチについて学び、水質と言われる評価基準を理解し、それを目的に応じて変換させる、水質変換工学について学びます。

[実践力] 環境防災実験

環境と防災を学ぶ実験

構造物の建設やさまざまな災害に伴って生じる複雑な現象を深く理解し考える力を養うための実験として、土木のハード分野から土質実験、水工実験、構造実験、材料実験の実験を行います。